文章を書くのは好きだ、文章を書きたい!
でも、途中で詰まってしまい、書くのに時間がかかることがありますよね⁉
僕自身も文章を書くのに時間をかけている割に、拙い文章しか書けないと悩んでいました。
そんな悩みを対処するべく、読んだ本が唐木元さんの『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』です。
- 初心者ブロガー・Webライター
- 文章を書くのは好きだけど、「書けない」と悩んでいる人
- レポートなどを書くのに悩む学生さん
『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木 元 著

『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング 』はコミックナタリーの初代編集長の唐木元さんが新人教育のノウハウを1冊にまとめた本です。
- 書く前の準備の重要性(第1章)
- 「完読」を目指すための文章の磨き方(第2章)
- 読者に伝わる文章の書き方(第3・4章)
- 企画書や報告書などに応用できるノウハウ(第5章)
全体で206ページと文量はそれなりにありますが、文章がわかりやすかったのでスラスラ読めました。
『新しい文章力の教室』 の著者 唐木 元(からき げん)さんについて
株式会社 ナターシャ元取締役。大学在学中よりライターとして働き始め、2008年にナターシャに参加し、編集長として「コミックナタリー」、「ナタリーストア」などを立ち上げた。
その後渡米し、 バークリー音楽大学を卒業後、ブルックリンに拠点を移して「ROOTSY」名義でミュージシャンとして活動中。
『新しい文章力の教室』の内容を抜粋

僕が実際に『新しい文章力の教室』を読んで印象に残った点を紹介します。
- 文章を書く前に構成シートを作成し、主眼と骨子を立てる
- 重複チェック
それぞれ詳しく見ていきましょう。
文章を書く前に構造シートを作成する
『新しい文章力の教室』の最初の方に載っている項目ですが、文章を書き始める前に「構造シート」を作成して主眼と骨子を立てる重要性が書かれています。
文章を書く前に「構成シート」を作成することにより、次の効果が得られます。
- 文章を速く書きあげる
- 安定した品質の文章が書ける
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.文章を速く書きあげる
僕はいきなり文章を書きだした方が速いと思い、ブログを書くときに下書きをせずに直接WordPressに記事を書いていました。
ところが文章を書いていても途中で詰まることが多くて、それで時間が無駄に過ぎてしまうことに『新しい文章力の教室』を読んで気づきました。
文章の構造ができていれば、清書は意外とスラスラ書けちゃいますよ。
2.安定した品質の文章が書ける
文章を構成を考えずに書き進めていくと、最初のイメージと違ったものになることもありますよね⁉
うまくいけばクオリティーの高い文章が書けますが、うまくいかない時は時間がかかっている割に、低クオリティの文章になることもありました。
最初に文章の構成を考えておくことが文章の良し悪しにも左右するような気がします。
構造シートを作る上での留意点
構成シートの作り方は実際に『新しい文章力の教室』を手に取って確認してみてください。
唐木さんもおっしゃっていましたが、はじめのうちは構造シートを必ず手書きで書くことです。
僕が実際に「構造シート」作成して思ったのは、手書きで作成することで取り上げる記事に対する理解度が深まること、WordPressへの清書もしやすいことです。
重複チェック
文章を読み返すときにまずやるべきこととして「重複チェック」が挙げられています。
重複の中で特に気をつけるべきだと感じたのは次の3点です。
どれも僕自身がやってしまいがちなことです。
- 「の」の多用
→ブログをはじめた頃は特に頻発していた。 - 「して」、「ので」の多用
→多用することで、1文が長くなりメリハリがつかなくなっていた。 - 文末表現が同じものが続く
→「~です。」のオンパレード
これらの誤りは少し意識すれば改善できることですが、定着するのは難しいです。
【書評】『新しい文章力の教室』まとめ

『新しい文章力の教室』を読みましたが、「構成シート」を作成してから文書の主眼と骨子を立てることが大事だと痛感しました。
事前に文章の構成シートを作成するようになってから、途中で詰まることも少なくなり、以前に比べスムーズに文章が書けるようになりました。
僕は『新しい文章力の教室』を一度読み通すだけでなく、文章を書いていく中で行き詰ったときに読み返すようにしています。
文章を書くのに悩んでいる方は『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング 』を読んでみる価値がありますよ。