土休日限定で山梨・長野県内の中央本線沿線などから東京方面へ安く行ける「中央線東京週末フリー乗車券」があります。
「中央線東京週末フリー乗車券」は東京フリーエリアが乗り放題になる乗車券がセットになっているので、東京周辺をいろいろと回る際に特におすすめです。
当記事ではJR東日本の「中央線東京週末フリー乗車券」の使い方・買い方を解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
中央線東京週末フリー乗車券とは
「中央線東京週末フリー乗車券」は週末に使える山梨県・長野県内の中央本線の駅から東京近郊エリアまでの往復乗車券と東京フリーエリア内のフリー乗車券がセットになったきっぷです。
フリーエリア内への往復は普通列車ならば「中央線東京週末フリー乗車券」1枚で行けます。
また、特急券を別に購入すれば「あずさ」や「かいじ」などの特急列車にも乗車できます。
中央線東京週末フリー乗車券のフリーエリア
フリーエリアは東京・神奈川・埼玉・千葉の多くのエリアのJR線を網羅しています。
また東京モノレールとりんかい線(東京臨海高速鉄道)にも乗車できますので、羽田空港や臨海副都心へも「中央線東京週末フリー乗車券」1枚で行けます。
フリーエリア内であれば特急券を買えば特急列車にも乗車できます。
ただし、東海道新幹線には乗車できません。
中央線東京週末フリー乗車券の買い方
「中央線東京週末フリー乗車券」はJR東日本の長野エリアと八王子エリア(「小淵沢~塩山」間)の以下の場所で購入できます。
- みどりの窓口
- 指定席券売機
- 主な旅行会社
指定席券売機、みどりの窓口では現金もしくはクレジットカードできっぷ代金を支払いできます。
中央線東京週末フリー乗車券の販売期間
2024年3月29日(金)まで
※有効期限開始日の1か月前から前日までの発売です。当日購入はできませんのでご注意ください。
中央線東京週末フリー乗車券の利用可能期間
2024年3月31日までの土休日の連続する2日間利用できます。
(2023年12月28日~2024年1月6日は対象外です)
中央線東京週末フリー乗車券の値段
「中央線東京週末フリー乗車券」の値段は出発駅により変わります。
こども料金は大人料金の1/3程度と通常運賃に比べてかなり安いです。
出発駅 | 値段(大人) | 値段(こども) |
---|---|---|
信濃大町~豊科 (大糸線) | 5,700円 | 2,130円 |
松本~塩尻 | 5,290円 | 1,930円 |
辰野~上諏訪 | 4,880円 | 1,730円 |
茅野~富士見 | 4,580円 | 1,620円 |
小淵沢・長坂 | 4,270円 | 1,520円 |
韮崎 | 3,660円 | 1,220円 |
竜王~山梨市 | 3,360円 | 1,120円 |
塩山 | 3,050円 | 1,010円 |
ちなみに甲府駅は「竜王~山梨市」の区間に入り、大人3,360円です。
特急券を買えば「あずさ」・「かいじ」にも乗れる
「中央線東京週末フリー乗車券」は別に特急券を買えば、特急「あずさ」・「かいじ」号にも乗車できます。
特急券は駅にある指定席券売機やみどりの窓口でも購入できますが、JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」でも購入できます。
「えきねっと」の詳しい使い方はこちらの記事をご覧ください。
中央線東京週末フリー乗車券のおトクになる金額(普通列車で行く場合)
新宿駅まで中央線東京週末フリー乗車券と普通運賃とで比較してみました。
出発駅 (大人料金) | 新宿駅までの 通常運賃(往復) | 中央線東京週末 フリー乗車券 値段(大人) | 差額 | 割引率 |
---|---|---|---|---|
松本・塩尻 | 8,140円 | 5,290円 | 2,850円 | 約35% |
上諏訪 | 7,480円 | 4,880円 | 2,600円 | 約34.8% |
茅野 | 6,820円 | 4,580円 | 2,240円 | 約32.8% |
小淵沢 | 6,160円 | 4,270円 | 1,890円 | 約30.7% |
甲府 | 4,620円 | 3,360円 | 1,260円 | 約27.2% |
中央線東京週末フリー乗車券のこども料金は通常運賃の半額程度で新宿まで往復するだけでかなりおトクです。
出発駅 (こども料金) | 新宿駅までの 通常運賃(往復) | 中央線東京週末 フリー乗車券 値段(こども) | 差額 | 割引率 |
---|---|---|---|---|
松本・塩尻 | 4,060円 | 1,930円 | 2,130円 | 約52.4% |
上諏訪 | 3,740円 | 1,730円 | 2,010円 | 約53.7% |
茅野 | 3,400円 | 1,620円 | 1,780円 | 約52.4% |
小淵沢 | 3,080円 | 1,520円 | 1,560円 | 約50.6% |
甲府 | 2,300円 | 1,120円 | 1,180円 | 約51.3% |
中央線東京週末フリー乗車券の特徴・使い方まとめ
今回は山梨県・長野県から中央線で東京方面へ行かれる際におすすめな「中央線東京週末フリー乗車券」の使い方を紹介しました。
特にこども料金が格安なので、小学生のいる家族連れにもおすすめなきっぷです。
機会があったら「中央線東京週末フリー乗車券」を利用してみてはいかがでしょうか。
■関東・甲信越・南東北エリア2日間乗り放題「週末パス」
■首都圏週末フリー乗車券
■鉄道旅行を快適にするためのおすすめな持ち物