「ぐんまワンデーパス」は群馬県内のJR・私鉄と一部のJRバス路線が1日乗り放題で、平日・休日問わず2024年の3月までなら、いつでも使えるきっぷです。
また、スマートフォン版の群馬県内のJR・私鉄のフリーきっぷ「ぐんまワンデーローカルパス」もあります。
当記事では「ぐんまワンデーパス」と「ぐんまローカルワンデーパス」の買い方・使い方を解説します。
ぐんまワンデーパスとは

「ぐんまワンデーパス」は群馬県内のJR線・私鉄の多くの路線とJRバスの「長野原草津口~草津温泉」、「横川~軽井沢」間が1日乗り放題のきっぷです。
世界遺産の富岡製糸場をはじめ、草津温泉、軽井沢、日本一のモグラ駅「土合駅」など行ける範囲が広いのが特長です。
また、2022年11月からは紙のきっぷよりも割安なスマートフォン版の「ぐんまローカルワンデーパス」も発売されています。
ぐんまワンデーパスで乗れる路線

「ぐんまワンデーパス」
- 高崎線
深谷~高崎 - 八高線
群馬藤岡~倉賀野 - 信越本線
高崎~横川 - 上越線
高崎~土合 - 両毛線
新前橋~小山(全線) - 吾妻線
渋川~大前(全線) - 上越新幹線
高崎~上毛高原 - 北陸新幹線
高崎~安中榛名
JR在来線のフリーエリアは群馬県全域に加え、両毛線は栃木県の小山駅、高崎線は埼玉県の深谷駅までとかなり広いエリアです。
新幹線・JRの特急列車やSL・リゾートやまどりも別に特急券を購入すれば乗車できます。
- 東武伊勢崎線
川俣~伊勢崎 - 東武小泉線
館林~太田、東小泉~西小泉(全線) - 東武桐生線
太田~赤城(全線) - 上信電鉄
高崎~下仁田(全線) - 上毛電気鉄道
中央前橋~西桐生(全線) - わたらせ渓谷鐵道
桐生~沢入
JR線以外にも、東武線、上信電鉄など群馬県内を走る私鉄合計4社に乗車できます。
富岡製糸場へのアクセス路線の上信電鉄をはじめ、上毛電気鉄道、群馬県内の東武線が1日乗り放題です。
わたらせ渓谷鐵道は途中の沢入駅までが対象で、栃木県内の足尾駅などはエリア外です。トロッコ列車に乗る場合、別に乗車券・特急券が必要です。
- JRバス関東
長野原草津口〜草津温泉バスターミナル - JRバス関東
横川〜軽井沢
バスを使って草津温泉や軽井沢に行けます。
ぐんまワンデーローカルパスのフリーエリア

スマートフォンで使える「ぐんまワンデーローカルパス」のフリーエリアは新幹線に乗車できませんが、JRの在来線、私鉄、JRバスについては「ぐんまワンデーパス」と同じです。
ぐんまワンデーパスの買い方・値段
「ぐんまワンデーパス」はJR東日本のフリーエリア内の駅にある指定席券売機などで購入できます。
- 指定席券売機
- みどりの窓口
- 主な旅行会社
※軽井沢駅、草津温泉バスターミナル、東武鉄道・上信電鉄など各私鉄の各駅では購入できません。
■発売期間・利用期間
2024年3月31日までの毎日
土休日だけでなく、平日も使えるのが特徴です。
■値段
大人2,670円、小児1,330円
ぐんまワンデーパスの使い方
JRに乗車する場合、自動改札を使って乗り降りできます。
一方、私鉄路線に乗車する場合は、自動改札が使えませんので、有人改札で駅係員に乗車券を見せて乗り降りします。
フリーエリア外からぐんまワンデーパスを使う場合
「ぐんまワンデー世界遺産パス」はフリーエリア内のみの販売で、フリーエリア外から利用する場合は、一度フリーエリア内の駅で下車する必要があります。
- 高崎線(東京・熊谷方面)から
→深谷駅で購入 - 宇都宮線(大宮・宇都宮方面)から
→小山駅で購入 - 上越新幹線(東京・大宮方面)から
→高崎駅で購入 - 上越線(長岡・越後湯沢方面)から
→水上駅で購入
「ぐんまローカルワンデーパス」ならば、スマートフォンがあればどこでも購入できますので、フリーエリア外から行かれる場合、きっぷを買うために途中下車する必要がなく便利です。
ぐんまワンデーローカルパスの買い方・値段
「ぐんまワンデーローカルパス」はMaaS Webサイトにアクセスしたスマートフォン上から購入できます。
サイト内の「チケット売り場」から購入したいチケットを選択、購入します。
■発売期間・利用期間
2024年3月31日まで
■値段
大人2,370円、小児1,180円
ぐんまワンデーローカルパスの使い方
「ぐんまワンデーローカルパス」を使い始める際に、使用開始ボタンを押すときっぷが使えるようになります。
列車やバスを利用する際に、チケット画面を係員に見せて乗り降りします。
駅レンタカー利用補助券
「ぐんまワンデーパス」を1枚ごとにJR東日本レンタリース指定の営業所で、駅レンタカーSクラスが 2,000円引きでご利用できる「駅レンタカー利用補助券」1枚もらえます。
- 駅レンタカーSクラス
(6・12時間まで)
5,500円→3,500円 - 駅レンタカーSクラス
(24時間まで)
7,150円→5,150円
「駅レンタカー利用補助券」が使えるのは「ぐんまワンデーパス」の利用日前日・当日・翌日です。
「駅レンタカー補助券」は利用日前日・翌日も使えるので、初日は列車で、2日目はレンタカーを使って(逆も可能)、1泊2日で群馬を観光するのもいいかもしれません。
ホテルや温泉宿を予約する際は、楽天トラベルなどのホテル予約サイトを使うと便利です。
ぐんまワンデーパスのおすすめな使い方

ここでは「ぐんまワンデーパス」、「ぐんまワンデーローカルパス」のおすすめ利用方法を紹介します。
たとえば、草津温泉に日帰り入浴
長野原草津口~草津温泉ターミナル間を走るJRバスを利用して草津温泉で日帰り入浴がおすすめです。
草津温泉は高温で酸性の湯が特徴です。湯畑を中心に多くの旅館や商店が立ち並んでいます。
JRバスで長野原草津口〜草津温泉ターミナル間を往復するだけで1,420円かかり、長野原草津口までの吾妻線もフリーエリアなので、かなりおトクに行けます。
例えば高崎駅から草津温泉ターミナルまで往復する場合、通常3,760円かかりますので、往復するだけで元がとれます。
高崎ー上越線・吾妻線ー長野原草津口ーJRバスー草津温泉ターミナル
片道:1,880円(ICカード1,874円)
往復:3,760円(ICカード3,348円)
ぐんまワンデーパスまとめ

今回は群馬県のJR・私鉄が1日乗り放題の「ぐんまワンデーパス」と「ぐんまワンデーローカルパス」を紹介しました。
最後に「ぐんまワンデーパス」・「ぐんまワンデーローカルパス」の特徴をおさらいしましょう。
- 群馬県のJR線と東武、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐡道が1日乗り放題
- JRバスで草津温泉や軽井沢へ行ける
- 特急券を買えば特急列車乗車できる
(ぐんまワンデーパスは新幹線にも乗車可能) - JR東日本の指定席券売機などで購入できる
(ぐんまワンデーパス) - スマートフォンで購入できる
(ぐんまワンデーローカルパス)
また、休日に東京や横浜、千葉など関東南部から群馬に日帰りされる場合は、「休日おでかけパス」や「のんびりSuicaおでかけパス」と組み合わせるとおトクになるケースもあります。
■休日おでかけパス
■のんびりホリデーSuicaパス