2022年4月~9月の半年間、群馬県内のJR線と私鉄が乗り放題となる「ぐんまワンデーパス」が発売されます。
「ぐんまワンデーパス」は2021年度まで発売されていた「ぐんまワンデー世界遺産パス」の設定エリアにJRバスの「横川~軽井沢」の区間が加わります。
また、JR東日本のレンタカーで使える「駅レンタカー利用補助券」がついてきます。
当記事では「ぐんまワンデーパス」の買い方・使い方を解説します。
ぐんまワンデーパスとは

「ぐんまワンデーパス」は群馬県内のJR線・私鉄の多くの路線とJRバスの「長野原草津口~草津温泉」、「横川~軽井沢」間が1日乗り放題のきっぷです。
世界遺産の富岡製糸場をはじめ、草津温泉、軽井沢、日本一のモグラ駅「土合駅」など行ける範囲が広いのが特長です。
ぐんまワンデーパスで乗れる路線(2022年版)
ぐんまワンデーパスで乗車できるのは次の路線です。2022年から新たに碓氷峠を通る横川~軽井沢間のJRバスもフリーエリアに追加されました。
- 高崎線
深谷~高崎 - 八高線
群馬藤岡~倉賀野 - 信越本線
高崎~横川 - 上越線
高崎~土合 - 両毛線
新前橋~小山(全線) - 吾妻線
渋川~大前(全線)
JR在来線のフリーエリアは群馬県全域に加え、両毛線は栃木県の小山駅、高崎線は埼玉県の深谷駅までとかなり広いエリアです。
- 上越新幹線
高崎~上毛高原 - 北陸新幹線
高崎~安中榛名
新幹線は上越新幹線、北陸新幹線ともに1区間で、別に特急料金もかかるのであまり使い勝手がよくありません。
- JRバス関東
長野原草津口〜草津温泉バスターミナル - JRバス関東
横川〜軽井沢
バスを使って草津温泉や軽井沢に行けます。
JR線以外にも、東武線、上信電鉄など群馬県内を走る私鉄合計4社に乗車できます。
- 東武伊勢崎線
川俣~伊勢崎 - 東武小泉線
館林~太田、東小泉~西小泉(全線) - 東武桐生線
太田~赤城(全線) - 上信電鉄
高崎~下仁田(全線) - 上毛電気鉄道
中央前橋~西桐生(前線) - わたらせ渓谷鐵道
桐生~沢入
富岡製糸場へのアクセス路線の上信電鉄をはじめ、上毛電気鉄道、群馬県内の東武線が1日乗り放題です。
わたらせ渓谷鐵道は途中の沢入駅までが対象で、栃木県内の足尾駅などはエリア外です。
2022年ぐんまワンデーパス 発売期間・利用期間
2022年度の発売期間・利用期間は2022年4月~9月の半年間です。期間中なら平日・休日問わず使えます。
- 発売期間
2022年3月22日~2022年9月30日 - 利用期間
2022年4月1日~2022年9月30日
ぐんまワンデーパスで乗車できる列車
ぐんまワンデーパス1枚で、フリーエリア内の普通・快速列車が1日乗り放題です。
新幹線・JRの特急列車やSL・リゾートやまどりも別に特急券を購入すれば乗車できます。ただし、わたらせ渓谷鐡道のトロッコ列車に乗る場合、別に乗車券・特急券が必要です。
駅レンタカー利用補助券
「ぐんまワンデーパス」を1枚ごとにJR東日本レンタリース指定の営業所で、駅レンタカーSクラスが 2,000円引きでご利用できる「駅レンタカー利用補助券」1枚もらえます。
- 駅レンタカーSクラス
(6・12時間まで)
5,500円→3,500円 - 駅レンタカーSクラス
(24時間まで)
7,150円→5,150円
「駅レンタカー利用補助券」が使えるのは「ぐんまワンデーパス」の利用日前日・当日・翌日です。
「駅レンタカー補助券」は利用日前日・翌日も使えるので、初日は列車で、2日目はレンタカーを使って(逆も可能)、1泊2日で群馬を観光するのもいいかもしれません。
ホテルや温泉宿を予約する際は、じゃらんnetなどのホテル予約サイトを使うと便利です。
ぐんまワンデーパスの買い方・値段

「ぐんまワンデーパス」はJR東日本のフリーエリア内の駅にある指定席券売機などで購入できます。
- 指定席券売機
- みどりの窓口
- 主な旅行会社
※軽井沢駅、草津温泉バスターミナル、東武鉄道・上信電鉄など各私鉄の各駅では購入できません。
値段
大人2,670円、小児1,330円
フリーエリア外からぐんまワンデーパスを使う場合
「ぐんまワンデー世界遺産パス」はフリーエリア内のみの販売で、フリーエリア外から利用する場合は、一度フリーエリア内の駅で下車する必要があります。
- 高崎線(東京・熊谷方面)から
→深谷駅で購入 - 宇都宮線(大宮・宇都宮方面)から
→小山駅で購入 - 上越新幹線(東京・大宮方面)から
→高崎駅で購入 - 上越線(長岡・越後湯沢方面)から
→水上駅で購入
ぐんまワンデーパスのおすすめな使い方

ぐんまワンデーパスは使い方はいろいろありますが、おすすめ使い方を紹介します。
たとえば、草津温泉に日帰り入浴
長野原草津口~草津温泉ターミナル間を走るJRバスを利用して草津温泉で日帰り入浴がおすすめです。
草津温泉は高温で酸性の湯が特徴です。湯畑を中心に多くの旅館や商店が立ち並んでいます。
JRバスで長野原草津口〜草津温泉ターミナル間を往復するだけで1,420円かかり、長野原草津口までの吾妻線もフリーエリアなので、かなりおトクに行けます。
例えば高崎駅から草津温泉ターミナルまで往復する場合、通常3,760円かかりますので、往復するだけで元がとれます。
高崎ー上越線・吾妻線ー長野原草津口ーJRバスー草津温泉ターミナル
片道:1,880円(ICカード1,874円)
往復:3,760円(ICカード3,348円)
ぐんまワンデーパスまとめ

今回は2022年4月~9月に使える群馬県のJR・私鉄が1日乗り放題の「ぐんまワンデーパス」を紹介しました。
最後に「ぐんまワンデーパス」の特徴をおさらいしましょう。
- 群馬県のJR線と東武、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐡道が1日乗り放題
- JRバスで草津温泉や軽井沢へ行ける
- 特急券を買えば特急列車・新幹線に乗車できる
- JR東日本の指定席券売機などで購入できる
また、休日に東京や横浜、千葉など関東南部から群馬に日帰りされる場合は、「休日おでかけパス」や「のんびりSuicaおでかけパス」と組み合わせるとおトクになるケースもあります。
■休日おでかけパス

■のんびりホリデーSuicaパス