JR東日本の東京近郊の普通列車にはグリーン車が連結されています。
普通列車のグリーン車は特急列車に近い座席ですので、少しでも快適に移動したい方におすすめです。
当記事では以下の内容を解説します。
- 普通列車グリーン車の乗車方法
- 普通列車グリーン車の乗車レポート
是非参考してみてくださいね。
JR東日本 普通列車グリーン車とは

JR東日本の(普通列車)グリーン車は乗車券に加え、グリーン券を購入することで東京近郊の普通列車をゆったり座って行けるサービスです。
朝夕の通勤や出張などのビジネスをはじめ近距離の旅行など様々な用途で使えます。
「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」などを利用した場合でも、グリーン券を購入すれば乗れます。
東京近郊の普通列車はロングシートがほとんどですので、快適に移動したいときにおすすめです。
普通列車グリーン車が連結される路線
JR東日本の普通列車グリーン車は以下の路線で連結されています。
路線 | 運行区間 |
---|---|
上野東京ライン | 熱海~東京~宇都宮 (東海道線・宇都宮線) 熱海~東京~高崎・前橋 (東海道線・高崎線など) 品川~東京~勝田・高萩 (東海道線・常磐線) |
湘南新宿ライン | 小田原~新宿~高崎 (東海道線・高崎線) 逗子~新宿~宇都宮 (横須賀線・宇都宮線) |
横須賀・総武快速線 | 久里浜~東京~千葉・成田空港 (成田線) 久里浜~東京~君津 (内房線) 久里浜~東京~上総一ノ宮 (外房線) |
いずれの列車もグリーン車は4・5号車に連結されています。
横須賀・総武快速線の場合、乗車位置が違うことがあります。
JR東日本普通列車グリーン車の料金・グリーン券の買い方

JR東日本の普通列車グリーン車の料金は営業キロと平日・土休日で分かれています。
また、事前購入と車内料金(車内での購入)で料金が異なります。
事前購入料金
グリーン券の料金は平日料金とホリデー料金があります。
ホリデー料金は土休日、祝日、12月29日~1月3日に適用される料金で、平日料金に比べて200円安く乗車できます。
営業キロ | 平日 | ホリデー |
---|---|---|
50kmまで | 780円 | 580円 |
51km以上 | 1,000円 | 800円 |
車内料金
グリーン券を車内で購入する場合、車内料金が適用されます。
車内料金は事前購入よりも260円高いです。
営業キロ | 平日 | ホリデー |
---|---|---|
50kmまで | 1,040円 | 840円 |
51km以上 | 1,260円 | 1,060円 |
事前購入でも車内料金でも受けられるサービスは同じなので、急いでいない限りは事前購入するようにしましょう。
JRE POINTからSuicaグリーン券の交換

JR東日本の共通ポイント「JRE POINT」からSuicaグリーン券に600ポイントで交換できます。
平日・休日、乗車距離に関係なく利用できるので、平日や長距離利用に使うのがおすすめです。
【2023年7月・8月限定】JREPOINT400ポイントで乗車可能
JR東日本では期間限定で、Suicaグリーン券がJREPOINT400ポイントで交換できる「JRE POINTためて、つかってキャンペーン」があります。
対象となるのは2023年7月1日〜8月31日のポイント交換分です。
こちらのキャンペーンを利用すると、通常よりも200ポイント少ないポイントでグリーン券に交換できます。
普通列車グリーン券の事前購入方法

普通列車グリーン券はモバイルSuicaやホームにあるSuicaグリーン券専用券売機などで購入できます。
- モバイルSuica(アプリ)
- Suicaグリーン券 券売機
- 駅の自動券売機・みどりの窓口
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.モバイルSuicaで購入

モバイルSuicaアプリ対応の携帯情報端末をお持ちの方は、モバイルSuicaでの購入がおすすめです。
駅の券売機で並ばずに慣れれば1~2分で購入できるので、発車時間間際でも慌てずにすみます。

モバイルSuicaでのグリーン券の購入方法はJR東日本ホームページにて確認ください。
2.ホームにあるSuicaグリーン券 券売機で購入

普通列車グリーン車の停車する駅にはSuicaグリーン券専用の券売機があります。
お手持ちの「Suica」などの交通系ICカードを専用端末に置いて乗車した区間を選択すると、ICカードにグリーン券の情報が書き込まれます。
支払い方法はSuicaの残高のみで、現金・クレジットカードでは購入できません。
列車発車直前は並ぶこともありますので、時間に余裕をもって購入するようにしましょう。
3.駅の自動券売機・みどりの窓口で購入
普通列車のグリーン車停車駅の改札口の外にあるSuicaマークのある券売機や主な駅のみどりの窓口でも購入できます。
この場合、発券されるのは「磁気グリーン券」と呼ばれる紙のきっぷが発券されます。
こちらは現金・Suicaの残高で購入できます。
グリーン車Suicaシステムの利用方法

Suicaグリーン券の場合、グリーン席内にあるグリーン車Suicaシステムにタッチするだけで車内検札が省略できます。
グリーン車を利用される前に「グリーン券情報読み取り部」にタッチしてください。
タッチすると赤→青(緑)に変わります。
青(緑)に点灯しているのが埋まっている座席なので、赤く点灯している座席に座るようにしましょう。
磁気グリーン券の場合、グリーンアテンダントに車内検札受ければ、グリーン車Suicaシステムが赤→青(緑)に変わります。
普通列車グリーン車乗車レビュー|東海道線熱海~宇都宮線 小金井
今回は東海道線 熱海駅(静岡県)から宇都宮線 小金井駅(栃木県)まで乗車しました。

今回乗車したのはJR東日本E231系グリーン車です!
快速アクティー 熱海 13:13→小金井 16:16
グリーン車 1階席に座りましたが、熱海出発時点は2,3人しか乗っていませんでした。
E231系普通列車グリーン車 1階席

普通列車グリーン車の1階部分で、シートの色は「赤紫色」です!
座席と通路の間に少し段差があります。
2階建て車両ですが、高さはある程度とっている感じです。
ただ高さに制約があるので荷物棚はありません。

背面テーブルがあり、お弁当やおにぎり、パン、飲み物が置けます。

13インチのパソコンとマウスを置くとこんな感じです。
多少はみ出るぐらいで置けますが、テーブルの高さが低いので作業はしにくいです。
ちなみに座席にコンセントはありません。(今回乗車したE231系の場合)

日よけは上下に動かせるフリーストップ式のロールカーテンです。
JR東日本の普通列車はカーテンがなくなりつつありますが、グリーン車にはついています。
E231系普通列車グリーン車 2階席

普通列車グリーン車の2階部分です。 シートの色は「青色」です!
2階席は眺望がよいので、1階席よりも先に埋まる傾向があります。
座席の座り心地は1階席に比べ、2階席の方が座り心地がよいです。(個人的な感想)
E231系普通列車グリーン車 端の平屋

車両の両端は平屋の座席です。
荷物棚もあるので大きな荷物があるときにおすすめです。
座席の座り心地は1階席とほぼ同じです。
普通列車グリーン車の混雑状況
平日の朝の東京方面に向かう列車、夕方~夜の東京方面からの列車はほぼ満席で、場合によっては立つ人が出ます。
また、土日などの午前中の東京方面から各地へ行く列車、夕方から夜にかけての東京方面へ行く列車も混雑しています。
事前にチケットを購入していた場合でも乗車して座席に着く前にグリーンアテンダントに申し出れば払い戻しもできます。
JR東日本普通列車グリーン車の乗車方法まとめ

今回はJR東日本の普通列車グリーン車の座席レビューを中心に取り上げました。
50km超えるとグリーン車料金は変わりませんので、東京からだと熱海、高崎、宇都宮、水戸など少し遠い場所に行かれる際に特におすすめです。
- 休日おでかけパス(土休日限定)
- のんびりホリデーSuicaパス(土休日限定)
- 青春18きっぷ(春・夏・冬休み期間限定)
- 北海道&東日本パス(春・夏・冬休み期間限定)