名古屋駅から東京駅まで行く方法といえば、東海道新幹線がすぐに思い浮かぶのではないでしょうか。
実際のところ、「のぞみ」だと約1時間40分と2時間もかからずに行けるので、多くの方が利用されています。
名古屋~東京間は東海道新幹線をはじめ様々な行き方があります。
- 新幹線
- 在来線
- 高速バス
- 飛行機
当記事では名古屋駅から東京駅へのおすすめな交通手段や所要時間を紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
名古屋駅から新幹線で東京駅へ向かう

名古屋駅から東京駅へ速く行くなら、東海道新幹線がおすすめです。
東海道新幹線は速い順に「のぞみ」、「ひかり」、「こだま」の3種類あります。
列車名 | 所要時間 | 主な途中停車駅 |
---|---|---|
のぞみ | 1時間33分〜1時間40分 | 新横浜・品川 |
ひかり | 1時間43分〜1時間58分 | 新大阪発:豊橋or小田原・新横浜・品川 岡山発:浜松・静岡・新横浜・品川 |
こだま | 2時間40分 | 各駅停車 |
定期列車の「のぞみ」号が1時間に4本〜6本、「ひかり」号が1時間に2本、「こだま」号が1時間に2本と、圧倒的な本数が運行されています。臨時列車も含めればかなりの本数です。
名古屋駅⇔東京駅間の東海道新幹線に安く乗る方法
東海道新幹線に安く乗車する方法として次の方法があります。
- エクスプレス予約・スマートEX
- ぷらっとこだま(JR東海ツアーズ)
それぞれ詳しくみてみましょう。
エクスプレス予約・スマートEX
「エクスプレス予約」・「スマートEX」は東海道・山陽新幹線のJR東海のインターネット予約サービスです。予約はパソコン・スマートフォンから申込みできます。
- エクスプレス予約:対象クレジットカードの申込みが必要(年会費1,100円)、おトクな会員価格で乗車できる
- スマートEX:年会費無料、手持ちのクレジットカードを登録、価格は駅窓口とほぼ同じ
次に紹介する「EX早特21」などの早特商品は「エクスプレス予約」と「スマートEX」のどちらも利用できます。
早特商品「EX早特」
早特商品には乗車21日前の予約で「のぞみ」普通車指定席が割引料金で乗車できる「EX早特21」や乗車3日前の予約でグリーン車に安く乗車できる「EXグリーン早特」、「EXこだまグリーン早特」があります。
また、乗車3日前に2人以上の利用できる「EXのぞみファミリー早特」、「EXこだまファミリー早特」もあります。
種類 | 大人料金 | こども料金 | 対象の列車 | 利用可能な期間 | 申込み期限 |
---|---|---|---|---|---|
EX早特21 | 8,960円 | 設定なし | のぞみ普通車指定席 (早朝・日中) | GW・お盆・年末年始を除く毎日 | 21日前 |
EXグリーン早特 | 12,050円 | 設定なし | のぞみグリーン車 (早朝) ひかりグリーン車 (終日) | GW・お盆・年末年始を除く毎日 | 3日前 |
EXこだまグリーン早特 | 9,170円 | 設定なし | こだまグリーン車 | GW・お盆・年末年始を除く毎日 | 3日前 |
EXのぞみファミリー早特 | 普通車:9,950円 グリーン車:12,050円 | 普通車:4,970円 グリーン車:7,070円 | のぞみ普通車指定席・グリーン車 | 土休日 (GW・お盆・年末年始を除く) | 3日前 |
EXこだまファミリー早特 | 8,050円 | 4,020円 | こだま普通車指定席 | GW・お盆・年末年始を除く毎日 | 3日前 |
特に「EXこだまグリーン早特」は時間と条件があえばグリーン車に普通席指定席よりも安い値段で乗車できます。またグリーン車の場合、次に紹介する「ぷらっとこだま」よりも安く乗車できます。
JR東海ツアーズ「ぷらっとこだま」
こだま号限定のJR東海ツアーズが発売している「ぷらっとこだま」を利用すれば片道8,500円~利用できます。
「ぷらっとこだま」は片道の新幹線チケットと1ドリンク引換券がセットになった旅行商品です。
普通車用とグリーン車用の2種類あります。料金は以下の通りです。
通常期 | 繁忙期 | |
---|---|---|
普通車 | おとな:8,500円 こども:5,600円 | おとな:9,700円 こども:5,600円 |
グリーン車 | おとな:9.500円 こども:7,500円 | おとな:10,700円 こども:7,500円 |
申込みはJR東海ツアーズのホームページからのネット申し込み、JR東海ツアーズの支店、コールセンターで申し込めます。
新幹線+宿泊パック(宿泊をともなう旅行におすすめ)
名古屋⇔東京間を宿泊を伴う新幹線を使った移動なら、新幹線と宿泊プランのセットを使うと、別々に取るよりもおトクになるケースもあります。
往復の新幹線代よりも安い値段で、さらにホテル1泊がついてくる場合があります。
1人で利用する場合は、1人で利用できるプランが多い日本旅行の「JR・新幹線宿泊セットプラン」がおすすめです。
名古屋駅から東京駅まで東海道本線普通列車で向かう

新幹線以外にも、在来線の東海道本線を乗り継いで、東京駅まで行けます。所要時間は約6時間で、運賃が6,380円です。

列車によっても異なりますが、名古屋駅から東京駅まで4回ほど乗換えが必要です。
ここからはそれぞれの区間の様子をまとめてみました。
名古屋~豊橋
名古屋~豊橋間は名鉄との競合区間で、比較的快適な転換クロスシートが利用できます。快速列車が15分に1本運行しています。
豊橋〜浜松
豊橋〜浜松間は転換クロスシートとロングシートが混在している区間です。一部の列車は名古屋から直通するものもありますので、時間帯があれば利用したいものです。
浜松〜熱海
浜松~熱海間は朝・夕は直通する列車がありますが、日中は途中で少なくとも1回は乗り継ぐ必要があります。
この区間はオールロングシートの区間です。運行本数は1時間に3本ほどでそれなりにあります。
熱海〜東京
熱海~東京はJR東日本区間に入ります。静岡県内のエリアは3両~6両でしたが、熱海から東京までは10両ないし15両と長編成となります。
JR東日本の普通列車のグリーン車は追加でグリーン券を購入すれば「青春18きっぷ」でも乗車できます。
名古屋⇔東京間の在来線で使えるおトクなきっぷ
期間限定にはなりますが、青春18きっぷなどを利用すると安く移動できますよ。
きっぷの名前 | 利用可能期間 | 有効期間 | 料金 |
---|---|---|---|
青春18きっぷ | 2022年3月1日〜4月10日 2022年7月20日〜9月10日 2022年12月10日〜2023年1月10日 | 期間中の5日間 | 12,050円 (1日あたり2,410円) |
名古屋駅から東京駅まで高速バスで向かう

名古屋駅〜東京駅の間、高速バスで向かう方法もあります。昼行便と夜行便があります。都合にあわせて選ぶとよいでしょう。
名古屋~東京間は、「JRバス」をはじめ、「WILLER」や「さくら観光」など多くのバス会社が運行しています。
JRバス(東名ハイウェイバス)
JRバスでは昼行便として、新東名高速道路を通る「新東名スーパーライナー」「東名スーパーライナー」などが、夜行便として、「ドリームなごや号」がそれぞれ運行しています。
名古屋駅では新幹線口にあるJR名古屋バスターミナルより発着しています。
新東名ライナーと東名ライナーの違い
「新東名スーパーライナー」は名古屋駅を出ると、霞ヶ関駅、東京駅日本橋口以外停車しません。所要時間は5時間ほどです。
一方、「スーパーライナー」は途中で多くの停留場に停まるため、6時間~6時間半ほどかかります。
運賃
■東名ハイウェイバス
種別 | 値段(普通席) |
---|---|
普通運賃 | 5,340円 |
早売21 | 2,400円 |
早売3 | 3,150円 |
早売1 | 平日:3,770円 休日:4,200円 |
■ドリームなごや号
3列シート | 4列シート | |
---|---|---|
得割 | 3,600円〜7,500円 | 2,400円〜5,700円 |
学生割引 | 5,700円〜9,000円 | 4,200円〜7,500円 |
片道普通 | 6,000円〜9,300円 | 4,500円〜7,800円 |
高速バス比較なら「バスブックマーク」がおすすめ

名古屋⇔東京間の高速バスを一度にまとめて検索したい。
「バスブックマーク」では最安値がカレンダー表示されて、料金比較がわかりやすいのが特徴です。
また、会員登録するとおトクなキャンペーン情報が配信されます。
名古屋駅から東京駅まで飛行機で向かう

あまり知られていませんが、名古屋から東京まで飛行機が飛んでいます。
中部国際空港(セントレア)からは羽田空港へ行く便あります。
到着地 | 航空会社 | 時間 | 価格 |
---|---|---|---|
羽田空港 | ANA・JAL | 約1時間 | 7,000円〜25,500円 |
ただし、値段もそれほど安くなく、時間も意外とかかるのでおすすめできません。
中部国際空港〜羽田空港の便が出ていますが、名古屋駅から東京駅に行く場合、空港に行くまで乗り換えが必要で、空港での搭乗手続きなどで時間もかかります。
空港周辺が出発地・目的地でしたら検討の余地があります。
名古屋駅から東京駅への新幹線・普通列車・バスなど交通手段を解説

今回は名古屋駅~東京駅へのおすすめな交通手段を解説しました。
交通手段 | 所要時間 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
東海道新幹線 (のぞみ) | 1時間33分〜1時間40分 | 11,100円〜11,500円 | 普通車指定席を利用 |
東海道新幹線 (ひかり) | 1時間43分〜1時間58分 | 10,890円〜11,290円 | 普通車指定席を利用 |
東海道新幹線 (こだま) | 2時間40分 | 10,890円〜11,290円 | 普通車指定席を利用 |
東海道本線 (普通列車) | 6時間 | 6,380円 (フリーきっぷ利用で2,410円〜) | |
高速バス (昼便) | 5時間〜6時間半 | 2,400円〜 | |
高速バス (夜行) | 約6時間 | 2,400円〜 | |
飛行機 | 約1時間 (羽田⇔中部) | 7,000円〜25,500円※ (航空券の料金) | 名古屋~中部国際空港間は名鉄 羽田空港~東京間は京急線・JR線 |
速く快適に移動するなら、東海道新幹線の利用をおすすめします。新幹線で安く行きたい場合は、エクスプレス予約のEX早特21やEXこだまグリーン早特、ぷらっとこだまを使うとよいでしょう。
また、新幹線を使った宿泊旅行なら、「新幹線+宿泊プラン」を利用すると新幹線の通常料金よりも安く、更にホテル1泊がついてきます。
一方、安く移動したい場合は、高速バスがおすすめです。渋滞に巻き込まれるリスクはありますが、乗り換えなしで行けます。また、夜行便を使えば、朝から活動できるメリットがあります。
また、青春18きっぷを使えば、名古屋〜東京間の所要時間は7時間ほどかかりますが、1回2,410円で移動できます。
東海道本線は本数も多いので、普通列車の旅、初心者の方でも移動しやすいです。
名古屋~東京間の移動の際に参考にしてみてくださいね。