静岡県は東西に長くて、青春18きっぷで東海道本線を移動するのに負担を感じるかもしれません。
少しでも快適に利用するためには乗換える場所などを考える必要があります。
当記事では
- 青春18きっぷについて
- 東海道本線静岡県内の区間を快適に移動する方法
- 東海道本線熱海~浜松の様子
をメインに紹介します。
ちなみに東海道線東京~熱海間は「青春18きっぷモデルコース東海道線東京~熱海」を見てくださいね。
青春18きっぷとは


青春18きっぷはJRの普通列車全線と気仙沼線と大船渡線で走っているBRT(バス・ラビット・トランジット)、宮島航路が乗り放題のきっぷです。
春・夏・冬休み期間に発売され、値段は5日分(5回分)で12,050円です。
青春18きっぷの詳しい使い方は「青春18きっぷの特徴」を参考にしてください。
青春18きっぷは秋には発売されていませんが、10月14日の鉄道の日前後に利用できる「秋の乗り放題パス」があります。
東京駅から東海道線を利用する場合どのくらいおトクか⁉
東京駅から青春18きっぷを使っておトクになる金額などをまとめました。
目的地 | 所要時間(日中平均) | 片道運賃 | オトクな金額 |
静岡 | 約3時間20分 | 3,410円 | 1,000円 |
掛川 | 約4時間30分 | 4,070円 | 1,660円 |
浜松 | 約5時間 | 4,510円 | 2,100円 |
※所要時間は最短時間で乗換した場合の目安です。
東海道本線 熱海~浜松間の運行系統


東海道本線熱海~浜松間は途中の静岡駅周辺をメインにダイヤが組まれています。
熱海駅から静岡・浜松方面へ向かう場合、行先で一番多いのが島田駅行きでその次は浜松駅行きです。熱海駅発浜松駅行きの直通列車は午後から夕方にかけて本数が多く、時間帯があえばおすすめです。
東海道本線静岡県内の車両(211系・313系ロングシート)
211系 313系
熱海駅より西の静岡県内区間は211系もしくは313系の3~6両と、熱海より東の区間に比べ編成が短くなります。
この区間はオールロングシートの列車がほとんどで、移動するのに楽なボックスシートは少ないです。運行本数は10~20分に1本なので本数は充実しています。
東海道本線静岡県内区間を少しでも快適に移動する方法


東海道線の静岡県内は首都圏や名古屋周辺みたいに快速列車がなく、座席もロングシートなので乗っていて苦痛に感じるかもしれません。
そんな時、次のことを心がけると快適に移動できます。
- 混んでいる場合1本後の列車に乗る
特に熱海駅では車両の編成数が少なくなるので混雑していて座れないことが多いです。そんな時は1本後の列車に乗ればほぼ座れます。 - 途中始発駅から乗車する
熱海発の列車の多くは島田行きです。終点の島田駅で下車するのではなく、次の電車の始発駅(興津駅が多い)で乗り換えると座れる可能性が高いです。
夕方の静岡県内の移動ならホームライナー浜松がおすすめ


東海道本線の静岡県内の区間は普通列車しかなく、車両ロングシートなので移動が苦痛です。
そんなときにおすすめなのは青春18きっぷと組み合わせて利用できる「ホームライナー浜松」です。
ホームライナー浜松の乗車方法・時刻表
ホームライナー浜松は乗車整理券330円を支払えば座席指定リクライニングシートに座れます。
1号が静岡発浜松着、3号・5号は沼津発浜松着です。乗車整理券は駅の券売機で当日16:00から購入できます。
車両は特急列車「ワイドビューふじかわ」などで使われている373系なので車内は快適ですよ。
1号:静岡(18:12)→浜松(19:11)平日のみ
3号:沼津(18:31)→浜松(20:10)毎日運転
5号:沼津(19:25)→浜松(21:05)平日のみ
ホームライナー浜松3号は浜松駅到着後にそのまま豊橋駅行きの各駅停車になり、沼津駅から豊橋駅まで乗換えなしで移動できます。
時間帯があえば利用してみてはいかがでしょうか。
東海道本線 熱海~浜松 普通列車 乗車記


今回は熱海駅~浜松駅の区間を各駅停車に乗車しました。
熱海~東海道本線~興津~東海道本線~浜松
東海道本線 熱海~興津


熱海駅からは静岡行きに乗車しました。車両は旧型の211系でした。
東海道本線で東京・横浜方面から来た場合、熱海駅までは10両ないし15両でグリーン車もついていましたが、熱海駅より先は3~6両になるので青春18きっぷシーズンは混雑します。
今回乗ったのは3両編成ということもあって、発車時点では立っている人がかなりいました。途中の三島駅・沼津駅あたりで降りる人が多かったです。
僕は終点の静岡駅まで行かず、浜松行きが停まっている興津駅で途中下車しました。
東海道本線 興津~浜松


興津駅からは浜松駅へ向かう列車は3ドア3両編成313系のロングシートでした。
個人的には211系より乗り心地がいいような気がしました。
興津駅出発の時点では車内はガラガラでしたが、清水駅、草薙駅と静岡駅に近づくにつれて座席は埋まり立ち客もでていました。静岡駅で半分以上乗り降りがありました。


今回乗ったのは浜松行の電車でしたが、短距離の利用が多く、静岡、焼津、掛川など主要駅ではもちろんのこと、他の駅でも乗り降りが多かったです。
(乗車したのは2019年冬の青春18きっぷ期間です)
浜松駅が終点の列車が多いので、豊橋・名古屋方面へは浜松駅で乗換です。東海道本線豊橋・名古屋方面の様子は別記事「青春18きっぷのモデルコース東海道線③浜松~京都」をご覧ください。
静岡県内東海道本線沿線のおすすめ宿泊施設


日帰りで青春18きっぷの旅をするのもいいですが、じっくり観光しながらの旅ならホテルや温泉宿に宿泊するのもよいかと思います。
静岡県内のホテルや宿はクーポンが使えるじゃらんなどの予約サイトがおすすめです!
東海道本線静岡県内(熱海~浜松)まとめ


今回は青春18きっぷなどで東海道線の各駅停車に乗り継いだ場合、比較的辛い区間の「熱海~浜松」間を少しでも快適に移動する方法を紹介しました。
- 熱海で混んでいたら、1本後の列車に乗る
- 静岡もしくは島田行きの場合、興津駅で始発列車があれば乗り換える
- 夕方浜松方面に向かうなら、ホームライナー浜松に乗る
熱海駅~浜松駅の区間は運行本数が20分に1本程度あるので、乗継ぎプラン次第で途中の静岡駅などで食事がてら休憩するのもおすすめです。
旅の参考にしてみてはいかがでしょうか。
■列車旅におすすめ荷物
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