国内大手航空会社JALの座席クラスは普通席、クラスJ、ファーストクラスの3種類あります。
今回はJAL国内線の各座席クラスの特徴とシートやサービスを比較しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
JAL国内線普通席のシートとサービス
普通席はスタンダードな座席で、すべての機種に設定されています。
後ほど紹介する「クラスJ」や「ファーストクラス」 がある場合、普通席は機内の中ほどから後方に配置されています。
JALの普通席の座席には高級乗用車などで使われる高品質な本革を使用されています。ジェットスターやピーチアビエーションなどのLCCでも革の座席ですが、座り心地が違う気がします。
座席のシートピッチは約79cm。ジェットスターなどのLCCの約71~74cmよりも少し幅が広いです。
普通席でもドリンクサービス(一部路線を除く)や機内Wi-Fiサービスが利用できます。
JAL国内線ドリンクサービス
JALの国内線では一部の近距離路線を除いてドリンクサービスがあります。
キウイジュース(スカイタイムキウイ)はJAL限定の商品なので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
JAL機内誌「SKYWARD」・「JAL SHOP」
座席のシートポケットにはJALの機内誌「SKYWARD」と機内販売・通信販売のカタログ「JAL SHOP」が入っています。
「SKYWARD」・「JAL SHOP」のいずれも持ち帰り可能です。
SKYWARD
SKYWARDはJALの就航している都市などの特集や各種コラム、JALのサービス告知などが載っています。
また、前月号から過去1年分のバックナンバーが専用ウェブサイトで掲載されています。
JAL SHOP
「JAL SHOP」ではJALロゴグッズをはじめ、トラベルグッズなど取り扱っています。
機内販売と通信販売があり、通信販売商品はJAL公式ショッピングサイト から申込みができます。
JALショッピングではJALのマイルが100円ごとに2マイル、JALカードの利用で100円ごとに4マイル貯まります。
JAL国内線機内Wi-Fiサービス
JALの国内線の多くの路線では機内Wi-Fiサービスが利用できます。
実際に使ったことがありますが、ネットを見るぶんには問題ない速度です。(飛行状況や天候により接続が不安定になることもあります。)
A350・B787-8には普通席にもモニター搭載
2019年に導入されたA(エアバス)350-900やB(ボーイング)787-8(国内線仕様)には普通席にも個々の座席にモニターが搭載されています。
また、USBやコンセントなどもついているので、機内でパソコンやタブレット、スマホの充電もできるようになりました。
JAL国内線クラスJのシートとサービス
クラスJは普通席よりもゆとりのある座席で、ヘッドレスト、フットレストがついています。普通席よりも横の列が少なく、肘掛け幅も広いので隣の人が気になりません。
先得や特便割引など割引運賃やパックツアーでも当日に空席があれば+1,100円~3,300円で普通席からのアップグレードができます。
JALマイル積算率
クラスJの場合、通常のマイル積算率に+10%加算される特典があります。
優先搭乗
クラスJはファーストクラスと異なり、優先搭乗はありません。
後方座席から順に搭乗案内する場合もあるので搭乗順が一番最後になる場合があります。
クラスJ搭載機種と座席数
クラスJは羽田=福岡などで使われる大型機A350-900から伊丹=仙台などで使われている小型機エンブラエル190まで幅広い機種に導入されています。
機種 | 座席数 |
---|---|
A350-900 | 56~94 |
B777-300 | 78 |
B777-200 | 82 |
B787-8 | 58 |
B767-300ER | 30~42 |
B767-300 | 42 |
B737-800 | 20 |
エンブラエル190 | 15 |
クラスJ座席シートピッチ、シート幅
クラスJのシートピッチは前後平均97㎝、シート幅47㎝と普通席よりも広いです。
飛行機の座席は一般的に新幹線や特急列車よりもシートピッチが狭いですが、クラスJだと新幹線などのシートピットとほぼ同じサイズです。
座席の前に荷物を置いていますが、それでも足を伸ばす余裕があります。
JAL国内線ファーストクラスのシートとサービス
ファーストクラスは普通席の料金+11,000円~13,200円(当日アップグレード料金)で利用できるJAL国内線の最上級クラスです。シートピッチは約130㎝ありますのでゆったり伸ばせます。
ファースクラスには普通席・クラスJにはない以下のサービスがあります。
- 専用のチェックインカウンターが利用可能
- ダイヤモンド・プレミア専用保安検査場が利用可能
- ダイヤモンド・プレミアラウンジ・サクララウンジが利用可能
- 預けられる手荷物が45㎏まで無料、手荷物の引渡しが最優先で行われる
- 優先搭乗が受けられる
- 専用のアメニティグッズが完備されている
- 機内食・アルコールドリンクサービスが受けられる
- 区間マイルの50%が追加で加算される
ファーストクラスは羽田=福岡・新千歳・伊丹・那覇の一部の便に設定されています。対象便はJALのホームページで確認できます。
座席数が5~14席と非常に少ないので長距離路線の羽田=那覇線は特に人気があります。
機種による座席数は以下の通りです。
機種 | 座席数 |
---|---|
A350-900 | 12 |
B777-200 | 14 |
B787-8 | 6 |
B767-300ER | 5 |
JAL国内線ファーストクラス専用カウンター・専用ラウンジ
ファーストクラス専用のチェックインカウンター・専用ゲートを利用できますので混雑時でもスムーズに搭乗手続きができます。
また最上級のダイヤモンドプレミアラウンジを利用できます。JALのラウンジは「サクララウンジ」が有名ですが、ダイヤモンドプレミアラウンジはサクララウンジよりもワンランク上のラウンジです。
JAL国内線ファーストクラス機内食
国内線最上級のクラスで他のクラスにない機内食があります。
機内食は10日ごとにメニューが変わり、出発時間帯に応じて朝食・昼食・夕食が提供されます。
夕食はJALと提携している有名レストラン、有名料亭の味が機内で楽しめます。
JAL国内線ファーストクラスドリンクサービス
ファーストクラスでは日本酒やスパークリングワインをはじめ、各種アルコールドリンクを揃えています。
また、ソフトドリンクの種類も普通席やクラスJにない「月替わりのドリンク」やこだわりのコーヒー、緑茶もあります。
JAL国内線座席クラス比較・解説まとめ
今回はJALの3種類の座席クラスをそれぞれ紹介しました。
最後にJAL国内線の各座席クラスの特徴をおさらいしましょう。
JALの飛行機に乗る際には参考になれば幸いです。