「都営まるごときっぷ」は都営地下鉄をはじめ、都電や都営バス、さらに日暮里舎人ライナーまで乗れる便利なきっぷです。
都営地下鉄だけだと行ける範囲が限られますが、都営バス・都電を使うことで東京23区の多くのエリアに行けます。
当記事は「都営まるごときっぷ」の使い方やお得になるケースを紹介します。
ぜひ東京散策の参考にしてみてくださいね。
都営まるごときっぷ

「都営まるごときっぷ」は、都営地下鉄、都電、都バス、日暮里舎人ライナーが1日乗り放題になるきっぷです。
観光だけでなく、ビジネスなど様々なシーンで使えます。
- 都営地下鉄全線
- 都電荒川線
- 日暮里舎人ライナー
- 都営バス
(深夜バスの場合、普通運賃との差額が必要)
東京メトロ・JR線などには乗車できませんが、それぞれの路線でフリーきっぷがあります。
詳しくは下記リンクの記事で書いていますので、よろしければお読みください。
- 東京メトロ24時間券
(東京メトロ) - 都区内パス
(JR東日本)
都営まるごときっぷ 発売場所

都営まるごときっぷは前売り券と当日券があり、以下の場所で発売しています。
- 都営地下鉄各駅の窓口
(一部を除く) - 都営バス営業所・支所、東陽操車所、大和操車所
- 都営バス定期券発売所
- 荒川電車営業所
- 佐野印房(町屋駅前)
- 三ノ輪橋おもいで館
- 都営地下鉄定期券発売所
- 都営地下鉄各駅の駅長事務室
(一部を除く) - 日暮里・舎人ライナー日暮里駅定期券発売所 及び駅長事務室
- 都営地下鉄各駅の自動券売機
- 都営バス車内
(江東01系統除く) - 東京さくらトラム(都電荒川線)の車内
- 日暮里・舎人ライナー各駅の自動券売機
当日売り券は都営地下鉄や日暮里・舎人ライナーの自動券売機で手軽に購入できます。
都営まるごときっぷの値段
大人700円 小児350円
有効期間
- 前売り券:発売日から6か月以内の1日限り
- 当日券:発売当日限り
(午前0時から午前4時までの間は前日の乗車券も利用可能)
都営まるごときっぷはPASMOにも対応

都営まるごときっぷはPASMOにも対応しています。
改札での出入りがスムーズになるほか、対象区間外での駅で下車する場合もPASMOの残高で自動精算されて便利です。
- 都営地下鉄の定期券発売機
※押上駅、目黒駅、白金台駅、白金高輪駅及び新宿線新宿駅を除く - 日暮里・舎人ライナーの定期券発売機
(日暮里・西日暮里・熊野前・扇大橋・江北・西新井大師西・舎人公園・見沼代親水公園の8駅)
PASMO版「都営まるごときっぷ」では、3点ほど注意点があります。
- SuicaなどPASMO以外のIC乗車券に対応していない
- 都バス・都営荒川線では発売されていない
- 当日売りのみで前売りは発売されていない
都営まるごときっぷ 特典ガイド「ちかとく」

都営まるごときっぷを対象の施設・店舗で見せると、割引やプレゼントを受けられます。
対象施設での特典内容は、ガイドブック「ちかとく」にまとめています。
都営まるごときっぷの使い方

都営まるごときっぷの使い方は「都営地下鉄・日暮里舎人ライナー」と「都バス・都電荒川線」で異なります。
都営地下鉄・日暮里舎人ライナー
都営地下鉄・日暮里舎人ライナーは乗り降りする際にきっぷを自動改札に通すだけです。
前売り券の場合、使い始める時に日付が印字されます。
都バス・都電荒川線
都バス、都電荒川線では「都営まるごときっぷ」を乗る時に運転手さんにみせるだけでOKです。
前売り券の場合、初回乗車時のみ料金機に通す必要があります。
降りるときは停留場(バス停)に近づいたら、「降車ボタン」を押して、後扉から下車します。
都営まるごときっぷでお得になるケース

都営まるごときっぷを使うとおトクなケースをいくつか紹介します。
- 都バスを1日に4回以上乗る場合
- 日暮里舎人ライナーを3~5回以上乗る場合
- 都営地下鉄で21キロを超える区間を往復する場合
それぞれ詳しくみていきます。
1.都バスを1日に4回以上乗る場合
都バスは1回の乗車で現金・ ICカードともに210円です。(東京23区の場合)
4回乗ると合計で840円かかりますので、それだけで140円お得になります。
2.日暮里舎人ライナーを3~5回以上乗る場合
日暮里舎人ライナーの運賃は170円~330円と距離の割に高いです。
3キロ~4キロの運賃が240円ですので、多くの場合は日暮里舎人ライナーに3、4回乗れば元が取れます。
3.都営地下鉄で21キロを超える区間を往復する場合
都営地下鉄の22キロ~27キロの運賃がきっぷが380円、ICカードが377円です。
往復するときっぷが760円、ICカードが754円ですので、往復するたけで元が取れます。
「都営まるごときっぷ」の使い方|まとめ

都営まるごときっぷは都バスなども使えるので、JRや東京メトロで行けないお台場エリアなどにも行けます。
- 都営地下鉄と都バスの両方使う場合
- 日暮里舎人ライナーを多く使う場合
「都営まるごときっぷ」は当日でも購入できますので、上手に活用しましょう。
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