札幌~釧路間の移動は、JRの特急「おおぞら」もしくは高速バスを利用する方は多いのではないでしょうか。
当記事では特急「おおぞら」について
- 特急「おおぞら」の停車駅・車両
- 特急「おおぞら」の特急券の予約方法・買い方
- 特急「おおぞら」の料金・安く乗る方法
- 特急「おおぞら」の乗車レポート
を紹介します。
特急「おおぞら」に乗車される際にぜひ参考にしてみてくださいね。
特急「おおぞら」とは

特急「おおぞら」は札幌〜釧路間約350kmをむすぶ特急列車で、千歳線、石勝線、根室本線を経由します。途中、帯広、トマム、南千歳などを通ります。
運行本数は1日6往復運行で、所要時間は札幌〜釧路間で約4時間〜4時間20分です。
車両はJR北海道の主力特急車両キハ261系が使われています。
特急「おおぞら」の停車駅
特急「おおぞら」の停車駅は札幌、新札幌、南千歳、追分※、新夕張※、占冠※、トマム、新得、十勝清水※、芽室※、帯広、池田、浦幌※、白糠※、釧路です。
特急「おおぞら」の特急券の予約方法・買い方

特急「おおぞら」は乗車券の他に特急券が必要です。
特急券は乗車日の1ヶ月前からJRのみどりの窓口、指定席券売機、インターネット予約サービス「えきねっと」などで予約・購入できます。
指定席・グリーン車はあらかじめ座席の指定が必要です。えきねっとを使うとシートマップを使った座席指定ができます。
特急「おおぞら」の料金
特急「おおぞら」の料金は以下の通りです。
(乗車券込みの大人料金です)
区間 | 自由席 | 指定席 |
---|---|---|
札幌~トマム | 5,020円 | 5,550円 |
札幌~帯広 | 7,260円 | 7,790円 |
札幌~釧路 | 9,460円 | 9,990円 |
特急「おおぞら」に安く乗る方法

特急「おおぞら」に安く乗る方法として、次の割引きっぷがあります。
- えきねっとトクだ値
- 乗車券往復割引きっぷ
それぞれ詳しくみてみましょう。
えきねっとトクだ値
「えきねっと」限定で発売されている「えきねっとトクだ値」を利用すると当日の1:50までの申込みで普通車指定席が15%~40%OFFで利用できます。
こちらは乗車券と特急券がセットになったきっぷです。
えきねっとトクだ値の設定区間
えきねっとトクだ値は「札幌駅〜釧路駅」の区間などで設定があります。
※列車により割引率が異なります。
設定区間 | トクだ値15 | トクだ値40 |
---|---|---|
札幌・新札幌⇔帯広 (札幌市内) | 大人6,610円 小児3,290円 | 大人4,670円 小児2,330円 |
南千歳⇔帯広 | 大人5,400円 小児2,680円 | 大人3,800円 小児1,890円 |
札幌・新札幌⇔釧路 (札幌市内) | 大人8,480円 小児4,230円 | 大人5,990円 小児2,980円 |
南千歳⇔釧路 | 大人8,010円 小児4,000円 | 大人5,660円 小児2,810円 |
乗車券往復割引きっぷ(別に特急券が必要)
「乗車券往復割引きっぷ」は往復の利用で使える乗車券タイプのきっぷです。
特急券を別に買うことで、特急「おおぞら」に乗車できます。
特急券は自由席も指定席もグリーン車も使えますので、片道普通車自由席、片道グリーン車という使い方もできます。
ただ、途中下車はできませんので注意が必要です。
(途中下車するとその時点できっぷが無効となります)
乗車券往復割引きっぷ設定区間
出発駅 | 到着駅 |
---|---|
札幌市内 | 帯広・池田・釧路・根室 |
札幌 | 十勝清水・新得 |
「札幌市内」と書いてあるきっぷは札幌市内にあるどの駅から乗っても(降りても)OKです。
発売期間
2024年3月31日まで
(有効期間開始日の1ヶ月前から当日まで購入可能)
利用期間
2024年4月5日まで
(利用期間の制限はありません)
主な区間の乗車券往復割引きっぷの料金
区間 | 発売金額 (往復) | 有効期間 |
---|---|---|
札幌市内⇔帯広 | 大人8,010円 小児4,000円 | 6日間 |
札幌市内⇔釧路 | 大人11,590円 小児5,790円 | 6日間 |
特急「おおぞら」乗車レポート

今回は特急おおぞら4号で釧路駅から札幌駅まで乗車しました。
(2022年5月に乗車したときのものです。)

特急「おおぞら」で使われている車両はJR北海道の特急主力車両のキハ261系です。
以前はキハ283系も使われていましたが、2022年3月からはキハ261系に統一されています。
今回乗車したときは5両編成で、グリーン車1両、指定席2両、自由席2両でした。乗車したのが平日ということもあってか、自由席でもそれほど混んでいませんでした。むしろ指定席は窓側がすべて埋まっていました。
釧路駅を出発すると特急おおぞら4号は池田駅まで約100㎞を約1時間15分、ノンストップで運行していて、北海道の広さを改めて感じました。

釧路駅を出てしばらくすると、海が見えてきました。大楽毛~厚内間は太平洋に沿ってを走ります。

帯広駅に近づくと急に高架化+市街地のエリアに入りました。帯広駅では乗り降りがやや多めでした。

帯広駅を出て、芽室駅過ぎると徐々に山岳地帯に入り、日高山脈が見えてきました。

新得駅を出るとスキー場が見え、さらに進むと長大トンネルが続きます。
ちなみに新得駅~新夕張駅間は特急列車のみで、普通列車が走っていない区間です。その区間は特例で、乗車券や青春18きっぷなどでも普通車自由席に乗車できます。
(区間を超えて乗車すると利用した全区間所定の運賃・特急料金がかかります)

南千歳駅を過ぎてしばらくすると、2023年から北海道日本ハムファイターズの本拠地となる「エスコンフィールド北海道」の横を通過します。2022年5月時点で、外観はほぼ出来上がっていました。

札幌駅へは定刻通り到着しました。札幌駅到着後、回送列車となりました。
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特急「おおぞら」停車駅・予約方法・料金・乗車記まとめ

今回は札幌〜釧路間を走る特急「おおぞら」の停車駅・予約方法・安く乗る方法などを紹介しました。
- 札幌〜釧路間をむすぶ特急列車
- 車両はキハ261系
- えきねっとトクだ値や乗車券往復割引きっぷで安く乗車できる
特急「おおぞら」に乗車される際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
また、他にも北海道の特急列車の乗車記がありますので、あわせて見てくださいね。
■特急「北斗」(函館〜札幌)
■特急「ライラック」・「カムイ」(札幌〜旭川)