特急「かいじ」は新宿と山梨県の県庁所在地、甲府をむすぶ特急で、新宿~甲府を約1時間40分で走行します。
当記事では特急「かいじ」について
- 特急「かいじ」の特急券の予約方法・買い方
- 特急「かいじ」に安く乗る方法
を紹介します。
特急「かいじ」に乗車される際には、参考にしてみてくださいね。
特急「かいじ」とは

特急「かいじ」は中央本線新宿~甲府間をむすぶ特急列車で、1日14往復運行されています。
休日や観光シーズンなど臨時列車が運行されることがあります。
特急「かいじ」は全席指定席のため、自由席は設けられていません。
車両にはE353系が使われていて、基本的には9両編成ですが、一部の列車では12両編成で運行されることもあります。
特急「かいじ」の料金
特急「かいじ」に乗車する場合、乗車券に加えて指定席特急券または座席未指定券が必要です。
新宿駅発の特急「かいじ」の料金(乗車券+特急券)は以下のとおりです。
(指定席券売機・みどりの窓口で購入した場合)
目的地 | おとな | こども |
---|---|---|
大月 | 2,360円 | 1,180円 |
甲府 | 3,890円 | 1,940円 |
特急「かいじ」の料金は繁忙期・閑散期がなく、通年同額です。
車内で特急券を購入すると260円増し
特急券は特急「かいじ」の車内でも購入できますが、車内料金が適用され、事前購入に比べて260円割増となりますので注意が必要です。
特急券はなるべく乗車する前に購入するようにしましょう。
特急「かいじ」の特急券の予約方法・買い方

特急「かいじ」の特急券は、乗車日の1ヶ月前の10時から以下の場所で購入できます。
- 「えきねっと」
(JR東日本のネット予約サービス) - JRみどりの窓口
- 指定席券売機
それぞれの購入方法を紹介します。
えきねっと

JR東日本のネット予約サービス「えきねっと」を利用すると、みどりの窓口で並ぶ必要がなく、パソコンやスマホから特急券を簡単に購入できます。
「えきねっと」では、紙のきっぷとチケットレス特急券のどちらも購入可能です。
チケットレス特急券を選ぶと、通常料金より100円安くなり、駅でのきっぷの受け取りが不要になるため、非常に便利です。
さらに、「えきねっと」にはお得な割引きっぷ「在来線チケットレス特急券(トク割)」があります。
この割引を利用すると、特急料金が通常より35%も安くなり、大変お得です。
えきねっとの予約・購入手順
特急「かいじ」をえきねっとで予約・購入する際の手順は、以下の通りです。
- えきねっとのサイトを開く
- 乗車駅、降車駅、出発日時などの必要な情報を入力する
- 乗車する列車を選択する
- 座席の種類・乗車券の有無を選択する
- ログインする
- 座席の場所を選ぶ
- 支払い情報を入力する
- 内容を確認し、問題がなければ申し込む
- 申し込み完了
えきねっとの使い方について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
みどりの窓口

駅員さんと対面で購入したい方は「みどりの窓口」を使うとよいでしょう。
わからないことがあっても、駅員さんに聞ける安心感があります。
ただ、近年では「みどりの窓口」のある駅が少なくなっています。
また、時間帯や場所によっては並ぶこともあります。
指定席券売機

指定席券売機はタッチパネル式で、画面に従って操作すればきっぷが購入できます。
特急「かいじ」の座席が空いていれば、予約なしで当日購入も可能です。
支払いは現金・クレジットカードに対応しています。
オペレーターと話せるタイプの「指定席券売機」がある駅もあります。
話せる指定席券売機のある駅はこちら
慣れればみどりの窓口で購入するより楽です。(個人的な感想)
みどりの窓口がなくでも、指定席券売機ならある駅も多いです。
特急「かいじ」座席未指定券

特急「かいじ」には自由席がない代わりに、空いている座席に自由に座れる座席未指定券があります。
座席未指定券は乗る列車や座席を決めずに、日付のみ予約する特急券です。
料金は指定席特急券(事前購入)と同じです。
座席未指定券は指定席券売機もしくはみどりの窓口で購入できます。
■指定席特急券へは追加料金なしで変更可能
乗る列車が決まった場合、座席未指定券は指定券券売機などで追加料金なしで座席指定も可能です。
座席未指定券は予約なしに近い感覚で利用でき、乗る列車が決まっていない場合などに使えますね。
空いている座席の確認方法

座席未指定券を利用する場合、空いている座席は、座席上部にあるランプの色で確認できます。
- 赤ランプ
空いている座席 - 黄ランプ
もうすぐ予約している人が来る席 - 青ランプ
予約済の座席
座席未指定券で乗車する場合、座席上部にある赤ランプの座席に座るようしましょう。
また、黄ランプに変わった場合、別の座席に移るか、もしくはデッキに移動する必要があります。
可能であれば、指定席券売機などで座席未指定券から指定席特急券への変更をおすすめします。
特急「かいじ」に安く乗る方法

特急「かいじ」に安く乗るのに以下の方法があります。
- 在来線チケットレス特急券
- 在来線チケットレス特急券(トク割)
- JR・新幹線+宿泊プラン
それぞれ詳しくみてみましょう。
在来線チケットレス特急券
在来線チケットレス特急券はJR東日本の在来線特急で利用できるチケットレスサービスです。
駅の窓口や券売機などに行かずに、えきねっとから購入可能です。
在来線チケットレス特急券で乗車する場合、きっぷの受取や車内検札が省略できます。
在来線チケットレス特急券はあくまで特急券ですので、乗車するには乗車券が別に必要となります。
在来線チケットレス特急券の購入方法
「在来線チケットレス特急券」は乗車日1ヶ月前の10時から発車直前までえきねっとから購入できます。
発車直前でも特急「かいじ」の特急券が購入可能です。
特急「かいじ」の割引金額
特急「かいじ」の場合、特急料金が100円引きとなります。また、JREポイントが5%貯まります。
在来線チケットレス特急券について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
在来線チケットレス特急券(トク割)
在来線チケットレス特急券(トク割)は、えきねっと会員限定でパソコンやスマホなどから予約をして、チケットレスで乗車できる割引きっぷです。
特急「かいじ」の普通車指定席が対象で、通常の特急料金の35%OFFで乗車できます。
「在来線チケットレス特急券(トク割)」は座席数に限りがあります。
「在来線チケットレス特急券(トク割)」の主な区間の金額は、以下のとおりです。
(特急料金)
区間 | 通常料金 (事前料金) | トク割 35%割引 |
---|---|---|
新宿・東京⇔大月 | 1,020円 | 660円 |
新宿・東京⇔甲府 | 1,580円 | 1,020円 |
新宿駅からの場合、「在来線チケットレス特急券(トク割)」で、大月駅まで360円、甲府駅まで560円安くなります。
Suicaでも乗車可能
特急「かいじ」にチケットレスで乗車する場合、普段使っているSuicaでも乗車できます。
Suicaで特急「かいじ」に乗る場合、普段どおり自動改札にSuicaをタッチすればOKです。
特急「かいじ」の停車駅・車両・所要時間

ここでは、特急「かいじ」の途中停車駅・車両を紹介します。
特急「かいじ」の途中停車駅
特急「かいじ」は、新宿~甲府間を中央本線を経由で運行しています。
途中停車駅は、立川、八王子、大月、塩山、山梨市、石和温泉、甲府です。
一部の「かいじ」は、東京駅、竜王駅発着の列車もあります。
一部列車は特急「富士回遊」と併結
特急「かいじ」の一部の列車は新宿〜大月間で特急「富士回遊」と併結しています。
特急「富士回遊」は富士急行の河口湖駅まで行く特急列車で、新宿から富士山エリアに乗り換えなしで行けます。
新宿駅からの特急「かいじ」所要時間
新宿駅から主な駅への特急「かいじ」の所要時間は以下のとおりです。
目的地 | 新宿駅からの 所要時間 |
---|---|
大月 | 約1時間 |
甲府 | 約1時間40分 |
新宿駅のホーム
特急「かいじ」の新宿駅の発着ホームは9番線と10番線です。
(一部列車を除く)
9・10番線ホーム上には、特急券が購入できる指定席券売機があります。
特急「かいじ」の座席の様子

特急「かいじ」の車内は白を基調として明るい印象を受けました。
座席は水色をベースにした色合いです。

テーブルは特急列車のスタンダードな形で、コンセントの位置や座席上のランプの案内が書かれていました。

コンセントは全席にあります。
基本的に座席の前にあって、使いやすい場所にあります。
ドリンクフォルダーもついています。
フリーWi-Fiもある
特急「かいじ」のE353系では、JR東日本のフリーWi-Fi「JR-EAST FREE Wi-Fi」が利用できます。
メールアドレスの登録さえすれば、だれでも使えます。
特急「かいじ」の特急券の買い方・安く乗る方法|まとめ

今回は主に新宿~甲府間を走る特急「かいじ」の特急券の買い方・安く乗る方法などを紹介しました。
最後に特急「かいじ」についておさらいです。
- 新宿~甲府間を約1時間40分でむすぶ特急列車
- 全席指定席で、空いている席に座れる座席未指定券がある
- 在来線チケットレス特急券にすると100円引き
- 在来線チケットレス特急券(トク割)特急料金が35%OFF
特急「かいじ」に乗られる際は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
\お時間があればあわせてどうぞ/