東京近郊で使えるJR線が1日乗り放題のきっぷに「休日おでかけパス」とSuica専用の「のんびりホリデーSuicaパス」の2種類あります。
今回はそんな、「休日おでかけパス」と「のんびりホリデーSuica」のフリーエリア、購入方法、おすすめな使い方を紹介します。
あわせて「休日おでかけパス」をフリーエリア外を行き来する場合の乗り越し方法もあわせてお伝えしますね。
JR東日本 休日おでかけパスとは

「休日おでかけパス」 は東京・神奈川・埼玉・千葉をほぼ網羅している他、栃木県の小山駅周辺と常磐線なら土浦、中央本線なら大月駅まで行けます。
また東京モノレールとりんかい線もフリーエリアなので、休日おでかけパス1枚で羽田空港や臨海副都心へも行けます。
- 鎌倉
- 横須賀
- 海浜幕張(ZOZOマリンスタジアム)
- さいたま新都心(さいたまスーパーアリーナ)
- 国際展示場(東京ビックサイト)
- 羽田空港
- 成田空港など
東北・上越新幹線もフリーエリア内であれば特急料金を支払えば乗れます。東海道新幹線は乗れませんのでご注意ください。
休日おでかけパスの販売場所・利用期間・値段など
「休日おでかけパス」の販売場所・利用期間・値段などを説明しましょう。
販売場所(フリーエリア内)
- JR東日本の主な駅の指定席券売機
- JR東日本の主な駅のみどりの窓口
- びゅうプラザ
- 提携販売センター及び主な旅行会社
東京モノレール・りんかい線の各駅では販売していませんのでご注意ください。
利用期間
- 通年の土休日
- 4月29日~5月5日
- 7月20日~8月31日、
- 12月29日~翌年1月3日
◎ゴールデンウィークや夏休みなど学校の長期休暇期間中は毎日発売しています。
有効期限
利用当日限り有効
(電車特定区間の場合終電まで)
値段
大人2,720円 小児1,360円
休日おでかけパスでお得になるケース
■東京近郊から羽田空港を往復
例 熊谷⇔羽田空港第2ビル(高崎線・京浜東北線・東京モノレール経由)
通常運賃(きっぷ) | 休日おでかけパス | 差額 |
3,340円(片道1,670円) | 2,720円 | 620円 |
往復するだけで620円おトクになります。
休日おでかけパスの乗り越し方法(フリーエリア外で利用する場合)

休日おでかけパスの利用可能区間は広いのですが、残念ながら宇都宮、高崎、前橋、水戸など北関東の主要な都市は対象に含まれていません。
それでも区間外の運賃を支払えば、休日おでかけパスを使った方がおトクになる場合もあります。
休日おでかけパスの区間外への往復で得するケース
■宇都宮駅と東京駅を往復する場合(宇都宮線利用)
通常運賃(きっぷ) | 休日おでかけパス+自治医大~ 宇都宮(きっぷ) | 差額 |
3,960円(片道1,980円) | 3,380円※(片道あたり1,690円) | 580円 |
※内訳:休日おでかけパス2,720円、自治医大⇔宇都宮(片道330円、往復660円)
フリーエリア外に行くときの切符の使い方(乗り越し方法)
区間外へ乗車する場合、降りる駅の有人改札での精算になります。支払い方法は現金もしくはSuicaの残額が利用できます。
切符は基本的には回収されませんのでその日のうちにフリーエリアへ行く場合はまた使えます。
フリーエリア外から乗車する場合の切符の使い方
区間外から乗るときは、乗る駅からフリー区間までのきっぷが別に必要です。
区間内の駅で下車するときは、手元にある休日おでかけパスを自動改札に通せば大丈夫です。
のんびりホリデーSuicaパスとは

東京近郊のJR路線が土休日に1日乗り放題になるICカード専用のフリーきっぷです。基本的には休日おでかけパスのSuica版と思っていいでしょう。
のんびりホリデーSuicaパス 利用可能区間
利用できる区間は「休日おでかけパス」とほぼ同じですが、東北・上越新幹線には乗れません。また久留里線全線がフリーエリア外になります。
のんびりホリデーSuicaパス 販売場所など

販売場所(フリーエリア内)
- 指定席券売機
- 多機能券売機
- 自動券売機
- みどりの窓口
東京モノレール・りんかい線の各駅では販売していませんのでご注意ください。
有効期間
1日
利用期間
- 通年の土休日
- 4月29日~5月5日
- 7月20日~8月31日
- 12月29日~翌年1月3日
ゴールデンウィークや夏休みなど学校の長期休暇期間中は毎日発売しています。
値段
大人2,670円、小児1,330円
値段は「休日おでかけパス」よりも若干安いです。
のんびりホリデーSuicaパスの乗り越し方法
のんびりホリデーSuicaパスだと、フリーエリア外への乗り越しはSuicaの残高から自動精算されます。Suicaに残額がない場合でも自動精算機でチャージできます。
休日おでかけパスとのんびりホリデーSuicaパスどちらがおすすめ!?

最後に「休日おでかけパス」と「のんびりホリデーSuicaパス」のどちらを使えばいいのかをまとめてみました。
- 新幹線に乗る予定がある
- 久留里線に乗る予定がある
- Suicaを持っていない(持ちたくない)
- 駅での入出場をスムーズに済ませたい
- 区間外の精算を楽に済ませたい(Suicaエリア内に限ります)
- 少しでも安く乗りたい
新幹線や久里浜線に乗る場合は「休日おでかけパス」、それ以外の場合は「のんびりホリデーSuicaパス」をおすすめします。
最後になりますが、「休日おでかけパス」・「のんびりホリデーSuicaパス」はフリーエリアの日帰り旅行以外にも、宇都宮や高崎などフリーエリア外へ往復する場合にも使えるきっぷです。
東京近郊を日帰りで移動される場合は検討してみてはいかがでしょうか。
東京23区内を周るなら「都区内パス」がおすすめ

ちなみに東京23区内をJRを使って回るなら「都区内パス」がおすすめです!
東京23区内のJR東日本の普通列車が1日乗り放題になるきっぷです。
大人760円 小児380円
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