新大阪駅から東京駅までは、東海道・山陽新幹線の最速タイプ「のぞみ」を使えば、約2時間25分で行けます。とても便利ですよね。
でも、「新幹線は料金が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、新大阪駅~東京駅間を東海道・山陽新幹線で少しでも安く移動する方法をまとめました。
また、新幹線以外の移動手段も紹介します。
- 東海道新幹線で安く行く方法
(新大阪~東京) - 新大阪~東京間の所要時間・本数
- 新幹線以外のアクセス方法
新大阪駅〜東京駅 東海道新幹線で安く行く方法

新大阪〜東京間の東海道新幹線の料金は以下の通りです。
■のぞみ
座席の種類 | おとな | こども |
---|---|---|
指定席 | 14,720円 | 7,350円 |
自由席 | 13,870円 | 6,930円 |
グリーン車 | 19,790円 | 12,490円 |
■ひかり・こだま
座席の種類 | おとな | こども |
---|---|---|
指定席 | 14,400円 | 7,190円 |
自由席 | 13,870円 | 6,930円 |
グリーン車 | 19,470円 | 12,330円 |
「ひかり」・「こだま」を利用した場合、指定席・グリーン車の料金が「のぞみ」に比べて320円安くなります。
新幹線の料金はシーズンごとに異なる
新幹線の指定席およびグリーン車の料金は、利用するシーズンによって変動します。
- 最繁忙期(例: 年末年始やお盆):通常期料金に+400円
- 繁忙期(例: 連休期間):通常期料金に+200円
- 閑散期(例: 平日の一部など):通常期料金より-200円
※自由席の料金はシーズンに関係なく通年同じです。
対象日は「シーズン別の指定席特急料金」をご覧ください。
■最繁忙期
2024年4月26日~5月6日、8月9~11・18日、12月28・29日、2025年1月4・5日。■繁忙期
2024年7月12~15・26~28日、8月2~4・8・12・13・16・17・23~25日、9月13~16・20~23日、10月4~6・11~14・18~20・25~27日、11月1~4・8~10・15~17・22~24・29・30日、12月1・27・30・31日、2025年1月2・3日、3月20~31日。■閑散期
2024年4月8~11・15~18・22~25日、5月7~9日、6月3~6・10~13・17~20・24~27日、7月1~4・8~11・16~18・22~25日、8月26~29日、9月2~5・9~12・17~19・24~26・30日、10月1~3日、12月2~5・9~12・16~19・23~25日、2025年1月6~9・14~16・20~23・27~30日、2月3~6・12・13・17~20・25~27日。■通常期
引用:JR西日本おでかけネット
上記の期間以外の日です。
新大阪~東京を安く利用する方法一覧
新大阪〜東京間を東海道新幹線を安く利用するには次の方法があります。
- エクスプレス予約・スマートEX
- EX早特
(エクスプレス予約・スマートEXとも) - 新幹線+ホテルパック
(宿泊する方向け) - 日帰りパック
(日帰り往復向け) - ぷらっとこだま
- e特急券
(エクスプレス予約限定) - 自由席に乗車
ここからは東海道新幹線に安く乗る方法をそれぞれ詳しくみていきます。
エクスプレス予約・スマートEX
東海道新幹線のネット予約サービス「エクスプレス予約(EX予約)」・「スマートEX」を利用すると、通常料金よりも安く新幹線に乗車できます。
エクスプレス予約・スマートEXは新幹線の乗車券と特急券がセットになっています。
また、予約変更はチケットレスで改札を通る前なら、列車の出発前まで何度でも変更可能です。
新幹線乗車駅まで(降車駅から)在来線を利用する場合、在来線の運賃が別に必要になります。
エクスプレス予約とスマートEXの違い
エクスプレス予約は年会費1,100円(税込)がかかり、専用のクレジットカードが必要ですが、割引額が大きいのが特徴です。
また、「e特急券」を利用すれば特急券のみの購入も可能です。
一方、スマートEXは年会費無料で、新たにクレジットカードの申込む必要がないので、手軽に始められます。
☆エクスプレス予約・スマートEXについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
■エクスプレス予約
■スマートEX
「エクスプレス予約」・「スマートEX」の料金を比較
新大阪~東京・品川間の紙のきっぷとエクスプレス予約、スマートEXの料金を表にまとめました。
■のぞみ(通常期)
種類 | おとな | こども |
---|---|---|
紙のきっぷ | 14,720円 | 7,350円 |
エクスプレス予約 | 14,230円 (▲490円) | 7,110円 (▲240円) |
スマートEX | 14,520円 (▲200円) | 7,250円 (▲100円) |
■ひかり・こだま(通常期)
種類 | おとな | こども |
---|---|---|
紙のきっぷ | 14,400円 | 7,190円 |
エクスプレス予約 | 13,910円 (▲490円) | 6,950円 (▲240円) |
スマートEX | 14,200円 (▲200円) | 7,090円 (▲100円) |
新大阪〜東京・品川間の場合、エクスプレス予約では紙のきっぷに比べて490円安くなります。
(のぞみ・ひかり・こだまとも)
また、エクスプレス予約・スマートEXには、「EX早特28ワイド」などの早割商品があります。
EX早特ワイド(のぞみ)
EX早特ワイドはエクスプレス予約、スマートEX向けの早期割引商品です。
「のぞみ」の普通車指定席が対象で、予約・購入期限が21日前・28日前のものがあります。
繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。
EX早特ワイドの料金
新大阪~東京・品川間のEX早特ワイドの料金・発売期間はそれぞれ以下のとおりです。
EX早特28 ワイド | EX早特21 ワイド | |
---|---|---|
料金 | 12,240円 | 12,370円 |
割引金額 | ▲2,480円 | ▲2,350円 |
発売開始 | 乗車日90日前 (0:00) | 乗車日1ヶ月前 (10:00) |
購入期限 | 乗車日28日前 (23:30) | 乗車日21日前 (23:30) |
EX早特28ワイドは発売開始が乗車日90日前の0:00と、通常のきっぷと異なるので注意が必要です。
EX早特ワイドはこども用はありません。
EXファミリー早特3(のぞみ・こだま)
土休日限定になりますが、3日前の予約利用で使える「EXのぞみファミリー早特3」、「EXこだまファミリー早特3」があります。
「EXファミリー早特3」は2名以上であれば家族でなくても使えます。
繁忙時期(GW、お盆、年末年始)には設定除外日があります。
EXファミリー早特3の料金
新大阪〜東京・品川の料金は以下のとおりです。
列車種別 | おとな | こども |
---|---|---|
のぞみ | 12,570円 (▲2,150円) | 6,280円 (▲1,070円) |
こだま | 10,080円 (▲4,320円) | 5,030円 (▲2,160円) |
こだまの場合、新大阪〜東京間で約3時間55分かかりますが、大人片道10,000円程度で利用できます。
新幹線+ホテルパック

新大阪~東京間を新幹線とホテルをセットで予約する場合は、「新幹線+ホテルパック」がおすすめです。
安いホテルの場合、新幹線往復とほほ同じ金額で、さらにホテル1泊ついてきます。
新大阪~東京間の料金は往復の新幹線とホテル1泊付きで以下のとおりです。
- 1名1室32,000円〜
(食事なし) - 2名1室30,000円〜
(食事なし)
旅行代金は、休前日(金・土曜日)や夏休みや年末年始などの繁忙期になるほど高くなります。
新幹線+ホテルパックは日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」やJTBの「ダイナミックパッケージ」や、JRの東海ツアーズの「EXダイナミックパック」などがあります。
それぞれ詳しくみてみましょう。
日本旅行「JR・新幹線+宿泊セットプラン」
多くのホテルから選びたい、安く利用したい場合、日本旅行「新幹線+宿泊セットプラン」がおすすめです。
新大阪〜東京間の「のぞみ」の指定席・グリーン車が利用できます。
また、シートマップを使った座席指定も可能です。
きっぷの受取方法は一部を除いて宅配も選べるので、事前にきっぷの受取が可能です。
☆新大阪〜東京間の日本旅行「新幹線+宿泊プラン」は以下のリンクから検索できます。
また、1人から利用できるプランも数多くあります。
日本旅行「新幹線+宿泊セットプラン」について詳しくはこちらの記事をご覧ください。
JTB「ダイナミックパッケージ」
JTB「ダイナミックパッケージ」ではシートマップ(座席表)から座席指定も可能です。
また、最長13泊14日までの長期利用や、1泊3日などの宿泊なし日程も作れるなど、様々なニーズに対応しています。
ちなみに、新幹線のチケットは当日までにJRの指定席券売機で受け取る必要があります。
☆JTB「ダイナミックパッケージ」はこちらから申込できます。
JR東海ツアーズ
JR東海ツアーズの「EXダイナミックパック」は、新幹線と宿泊施設を自由に組み合わせるお得なパッケージです。
新幹線へは交通系ICカードもしくはQRチケット乗車できるので、駅で切符を受け取る手間がかかりません。
また、一部のプランでは、改札を通る前であれば出発直前まで何度でも予約した新幹線の変更が可能です。
☆EXダイナミックパックの検索はこちら
JR東海ツアーズ「ずらし旅」

また、JR東海ツアーズでは時間帯限定新幹線を利用することで、「ずらし旅選べる体験クーポン」がついてくる「ずらし旅」もあります。
☆ずらし旅の検索はこちら
「EXダイナミックパック」・「ずらし旅」を利用するには、「エクスプレス予約」または「スマートEX」への会員登録が必要です。
日帰りパック

JR東海ツアーズなどでは新幹線の日帰り往復とアクティビティがセットになった日帰りパックを発売しています。
新幹線日帰り往復とずらし旅体験チケットがセットになった「ずらし旅」を使うと、新大阪⇔東京間の往復がおとな23,060円〜で可能です。
日帰りパックの「ずらし旅」で選べる体験はこちら!
ただし、お盆期間や年末年始などは対象外です。
ぷらっとこだま
JR東海ツアーズでは「ぷらっとこだま」は片道の新幹線チケットとドリンク引換券がセットになった旅行商品が発売しています。
「ぷらっとこだま」を利用すると普通車指定席の場合、新大阪〜東京・品川間、片道11,210円~利用できます。
予約・申込は乗車日1か月前(前月の同じ日)の10:00から乗車日前日23:30まで予約可能です。
ちなみにドリンク引換券は電子チケットで発行され、乗車日当日に利用できます。
ぷらっとこだまの料金
新大阪〜東京・品川間のぷらっとこだまの料金は以下のとおりです。
通常期 | 繁忙期 | |
---|---|---|
期間 | 1/6~1/10 1/14~2/21 2/25~3/31 | 1/11~1/13 2/22~2/24 |
普通車指定席 | おとな 11,210円 こども 5,770円 | おとな 12,580円 こども 6,480円 |
グリーン車 | おとな 12,470円 こども 7,950円 | おとな 13,920円 こども 8,870円 |
e特急券(エクスプレス予約限定)
e特急券はエクスプレス予約限定の特急券が安く利用できるサービスです。
乗車する前に、駅にある指定席券売機等できっぷの受取が必要です。
e特急券を利用する際には、別に乗車券が必要です。
こども用の設定もあります。
乗車日当日まで申し込みできますので、急な新幹線利用でも使えます。
e特急券の料金 (新大阪〜東京・品川)
新大阪〜東京・品川間のe特急券の料金は以下のとおりです。
■のぞみ
種別 | e特急券 | (参考) 特急料金 |
---|---|---|
指定席 | 5,320円 | 5,810円 |
自由席 | 4,800円 | 4,960円 |
グリーン車 | 10,190円 | 10,680円 |
■ひかり・こだま
種別 | e特急券 | (参考) 特急料金 |
---|---|---|
指定席 | 5,000円 | 5,490円 |
自由席 | 4,800円 | 4,960円 |
グリーン車 | 9,870円 | 10,360円 |
※いずれも通常期
e特急券の場合、新神戸~東京・品川間の特急料金が指定席・グリーン車で490円、自由席で160円安くなります。
メリット:在来線との組み合わせでさらにお得
新幹線と在来線を通して乗る場合、エクスプレス予約よりもe特急券の方が安くなるケースがあります。
新幹線利用予定がある方は、事前に料金を比較してみてください。
自由席に乗車
指定席ではなく、自由席に乗ると東海道新幹線に安くなります。
新大阪~東京・品川間の東海道新幹線の自由席料金と割引額は以下のとおりです。
種別 | おとな | こども |
---|---|---|
のぞみ | 13,870円 (▲850円) | 6,880円 (▲420円) |
ひかり・こだま | 13,870円 (▲530円) | 6,880円 (▲260円) |
自由席では座席の確保はできませんが、おとな530円~850円安くなります。
新大阪駅は「のぞみ」・「ひかり」・「こだま」ともに始発列車がありますので、自由席でも比較的座れやすいです。
「のぞみ」は、自由席が1〜3号車の3両と少なめです。
また、お盆や年末年始、GWなど全席指定席となる場合もあります。
「ひかり」・「こだま」は自由席の車両が「のぞみ」に比べて多いので、すべての座席が埋まる、立ち客が出ることも少ないです。
東海道新幹線 新大阪〜東京の所要時間・本数

新大阪駅〜東京駅間の東海道新幹線には以下の3種類あります。
- のぞみ
(速達タイプ) - ひかり
(準速達タイプ) - こだま
(各駅タイプ)
「のぞみ」が1時間に4~6本、「ひかり」が1時間に2本、「こだま」が1時間に1本あります。
この他、週末や大型連休を臨時列車が数多く運行されます。
新大阪⇔東京間の所要時間
新大阪⇔東京間の所要時間はそれぞれ以下のとおりです。
列車種別 | 主な途中停車駅 | 時間 |
---|---|---|
のぞみ | 京都・名古屋 新横浜・品川 | 約2時間30分 |
ひかり | ■京都・名古屋・浜松 静岡・新横浜・品川 ■名古屋までの各駅 豊橋or小田原・新横浜・品川 | 約2時間55分 |
こだま | 各駅停車 | 約3時間55分 |
「のぞみ」が一番速く、「ひかり」が2番目に速く、「こだま」は各駅停車のため、「のぞみ」・「ひかり」よりも時間がかかります。
新大阪⇔東京 新幹線以外のアクセス

新大阪駅⇔東京駅間は東海道新幹線以外にも以下のアクセス方法があります。
- 高速バス
(夜行バス)
それぞれ詳しくみてみましょう。
高速バス
大阪〜東京間の高速バスはJRバスをはじめ、数多くのバス会社が運行しています。
高速バスは大阪駅発着の便が多いです。
JRバス
JR高速バスの場合、昼行・夜行どちらもあります。
運賃(料金)は2024年9月現在のものです。
乗車日・予約時期等により変動します。
所要時間は交通状況により前後する場合があります。
運行区間・所要時間・運賃は以下のとおりです。
名称 | 運行区間 (主な停車バス停) | 所要時間 | 運賃 (料金) |
---|---|---|---|
グラン昼特急 (昼行) | 大阪駅〜京都深草〜バスタ新宿 〜東京駅日本橋口 | 約8時間30分 (バスタ新宿) | 2,700円〜12,000円 |
グランドリーム号 (夜行) | 大阪駅~バスタ新宿 ~東京駅日本橋口 | 約8時間20分 (バスタ新宿) | 2,500円〜12,500円(4列) 4,400円〜14,500円(3列) |
昼行バス、夜行バスともに大阪駅JR高速バスターミナルより発着しています。
JRバス以外
JRバス以外にも「さくら高速バス」など多くのバス会社が運行しています。
運賃は乗車日や便より異なりますが、4列シートの場合、3,000円〜12,000円程度です。
お盆・年末年始・ゴールデンウィーク期間の運賃は新幹線とほぼ同じぐらいです。
高速バスの予約は楽天トラベルなどの予約サイトからできます。
新大阪〜東京間の新幹線で安く乗る方法|よくある質問

最後に新大阪〜東京間の新幹線に乗車する際のよくある質問をまとめました。
- Q新大阪~東京間を片道で安く行く方法は?
- A
休日で2名以上に限られますが、「こだまファミリー早特」が最安です。
事前に予定が決まっている場合は「EX早特ワイド」がおすすめです。
いずれも、JRの「エクスプレス予約」・「スマートEX」会員限定です。
- Q宿泊をともなう新大阪~東京間を往復利用の場合は?
- A
宿泊をともなう旅行の場合は、「新幹線+ホテルパック」がおすすめです。
安いプランの場合、新幹線の正規価格よりも安く、更に宿泊がついてきます。
- Q日帰りで新大阪~東京間を新幹線で往復する場合は?
- A
日帰りの場合は、「日帰りパック」がおすすめです。
時間などの条件が合えばJR東海ツアーズなどで発売している「ずらし旅」がおトクです。
- Q当日(直前)に新大阪〜東京間の東海道新幹線を安く利用する方法は?
- A
エクスプレス会員の場合は、エクスプレス予約、そうでない場合は自由席を利用すると良いでしょう。
ただし、「のぞみ」の自由席は3両と少なめです。
「ひかり」が5両、「こだま」は10両程度自由席があるので、そちらを利用するといいかもしれません。
- Q新大阪〜東京間の往復割引は使えないの?
- A
新大阪〜東京間の距離が552.6kmと、600km以下のため往復割引は適用されません。
- Q新大阪~東京間の新幹線以外で行く方法は?
- A
新大阪〜東京間は東海道新幹線が一般的ですが、高速バスや普通列車で行く方法があります。
高速バスは昼行便と夜行便があります。大阪駅周辺発着が多いです。
普通列車は東海道本線経由で行くのが一般的です。
大阪~東京間は乗り継いで約9時間30分かかります。
今回は新大阪〜東京間の東海道新幹線で安く行く方法を紹介しました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。